テキストは出題頻度の高い科目から読み進めましょう。
このページでは、過去問と基本テキストを組み合わせた勉強方法のお話をしていきます。
前項、「過去問整理」の解説とリンクしたお話しになりますが、
基本テキストの勉強法の結論としてお伝えしたいのは、
「テキストは1ページ目から読むな!」
「テキストは出題数の多い個所から読め!」
「テキストは興味がわきやすい分野から読め!」
ということです。
過去問3年ぶんを整理した時点で(お願ですから必ず実行してくださいね!)、出題傾向が、なんとなくでもすでに頭に入っています。
分厚い市販のテキストで勉強する人であれば、整理した過去問ファイルをもとに、テキストで読み進める単元の優先順位をつけて、出題頻度の高い科目から攻略するべきでしょう。
テキストをペラペラと最後までめくってみると、「ここは読む必要なし!」と、市販のテキストには思い切って切り捨ててもよい個所があることもわかるでしょう。
また、通学や通信講座のテキストが、出題の可能性の低い部分まで網羅していることはまずありませんが、それでも出題頻度の高い順にそって勉強することは大切でしょう。
それでは一番目に勉強をした方がよい科目は何でしょうか?
過去問整理で自然にわかってくることですが「タックスプランニング」です。
所得税の仕組みや個人住民税、消費税など、税制全般の知識であるタックスプランニングは、全体的に見て学習する量が多くなります。
出題頻度も高い、内容も簡単とはいえない、そして税金の知識はその他5科目すべてに共通して必要となる重要な知識です
ここは興味が持てる持てないの問題はキッパリ忘れて、必ずこの科目からスタートしてください。
まず赤ペン、マーカーなどは一切使わずに2~3回は精読してみましょう。
おそらくテキストの精読は、これが最初で最後になるでしょうから、頭がスッキリしている思考力が働く時間を選んで読み進めた方がよいと思います。
少し脱線しますが、人は問題を解く時には否応なく「思考」を働かせていますが、本を読んでいるだけの時は、必ずしも「思考」しているとはかぎりません。
ただページの字面を追っているだけなのに、何時間も机に向かっていると、それだけで勉強した気になってしまうことがあります。それが一番怖いパターンですので、ご注意を!
「タックスプランニング」の単元についてテキスト精読を終えたら、過去問に入ります。
今度は「読む」のではなく、「解き」ます。
しかしまだ簡単には解けないでしょう。
それでも構いません。
しかしここで、頭の中での作業と手作業をすることがポイントです。
「何がわかっていればこの問題は解けるか?」と考え、それを整理するのです。
そしてこれは一問解き進めるごとに行ってほしい作業です。
話が前後してしまいましたが、私は問題集を2種類用意しました。
ひとつは前項でお話した過去3年分のスクラップファイル、そしてもうひとつは私が利用した通信教育(フォーサイト)の教材に揃えられている問題集です。
そして、「何がわかっていればこの問題は解けるか?」についての私なりの答えをスクラップに書き込みました。
自分で考え記した書き込みの内容が、勉強の重点項目であり、なおかつ学習者のウイークポイントなのです。
このように、
【問題集⇔過去問スクラップ⇔基本テキスト】
を何度も往復するのが、基本テキストの効果的な使い方でもあり、「思考」しながら勉強する習得度の高い学習につながります。
「何がわかっていればこの問題は解けるか?」について先に進むために、今度はテキストにアンダーラインなどしながら、必要な個所だけ暗記をするように読んでください。
ここで勉強の手順を改めて整理してみましょう。
- 過去問3年分をスクラップにして整理する
↓ - 優先順位をつけテキストを精読する(2~3回)
↓ - 問題集を解く
↓ - 1問解くごとに不明点を整理する
↓ - テキストに戻って不明点を解消する
ずいぶん手順が多くて面倒なように思えるかもしれませんが、この方法が知識と理解を深めながら効率よく合格点を目指す最良の方法です。